マスコミの就活を振り返る②―筆記試験対策―
マスコミ就活の第一の壁は筆記試験です。この試験で、多くの受験者が振り落とされる。筆記試験の内容は社によって違うけど、大体は、時事問題(一般常識)、漢字問題、作文の三部構成で成り立っています。筆記試験を通過しないと、どんなに熱い思いがあっても面接までたどり着くことができないので、しっかり勉強しておいた方がいいと思います。
ー時事問題ー
時事問題は、政治からスポーツまで幅広い問題が出ます。私が使っていておすすめの教材は
新聞ダイジェスト社の「最新時事用語&問題」
(余裕があれば可能なら毎月発行されているものも)
中でも、季節ごとに増刊される問題集は実際の試験問題に似せた問題もあって便利です。
日本ニュース時事能力検定協会の「ニュース検定公式テキスト」
(私が受けたときは毎日新聞の筆記試験はこのニュース検定のテキストの問題とかなり似た問題が出ました。)
朝日新聞社出版の「朝日キーワード」
の3冊です。他にも、いろいろな参考書がありますが多くの教材に手をだすというよりはこの3冊をしっかり読み込むのが大事かなと思います。私は大学生の冬ごろから1日1時間半ほど勉強して受験した全国紙4社、地方紙1社、キー局1社、NHKの筆記はすべて通過することができました。
―漢字問題―
漢字問題に関しては、この本をひたすら繰り返し手勉強しました。私は漢字が苦手なので感じの勉強も1日1時間はするようにしていました。
ー作文ー
個人的に一番対策が難しかったのが作文です。
作文問題は、60分800字以内で与えられたテーマについて書くのが一般的です。作文の練習として、私はまず60分でテーマを決めて作文を書く→友人や家族に見せて感想をもらう→感想を踏まえて時間を掛けて納得のいく文章になるまで推敲する。というのを繰り返していました。
出されるテーマに従って、毎回1からエピソードを考え、構成を作って60分以内に文章にまとめるのはなかなか難しいです。なので、私は作文の肝になるエピソードをあらかじめ何個か用意しておいて、テーマによって調整できるようにしてました。(すべての問題に用意していたものを無理矢理使うのではなく、安心するためのお守りのような感じです。実際に試験では用意したものを使ったのが3社ほどで、あとはその場で考えました)
作文で心がけたのは、
①起承転結をしっかり書くこと
②背伸びをせず、わかりやすい言葉を心がけること
③自分の体験を具体的に書き、それを元に自分の主張を導き出すこと
④一文を簡潔にすること
⑤段落ごとの文章の量をなるべく均等にすること
です。
作文の時間配分は、最初の10~20分で構成を作り、残りの30分程度で文章を完成させて、最期の10分で微調整といった感じでした。
マスコミ塾にも通っていなかったので、他の受験生がどれくらいのレベルなのか、どんなエピソードを書いているのかが分からず、不安になることも多かったです。そんなときに参考にしたのが、下記のホームページです。
実際に内定した人の、作文が載っているのでこれらの文章は良いお手本になりました。